(助動)
〔体言「そう」に断定の助動詞「だ」が付いたもの。 「そう」は「様(サマ)」の転とも「相」の字音ともいう〕
そういう様子だ, そうなる様子だということ, すなわち様態を表す助動詞。 動詞および助動詞の「れる」「られる」「せる」「させる」にはその連用形に付き, 形容詞・形容動詞, および助動詞「ない」「たい」にはその語幹に付く。 ただし, 形容詞のうち, 語幹が一字の「ない」「よい」には, 「なさそうだ」「よさそうだ」のように, その語幹と「そうだ」との間に「さ」が入る。
(1)性質・状態についての見かけからの判断を表す。 …の様子だ。
「心配事がいろいろあり〈そうで〉, いかにもさびし〈そうだっ〉た」「すっかり日焼けして見るからに健康〈そうだ〉」
(2)動作・作用の開始や状態の変化についての判断を表す。
「雪でも降ってき〈そうな〉空模様だ」「今にもくずれ〈そうな〉本の山だ」「もう少しで負け〈そうに〉なった」
(3)現在での見通しや将来への予測を表す。
「このままだと気でも狂い〈そうだ〉」「これからも厄介になり〈そうだ〉」
(4)語幹「そう」の用法として, 「そうもない」「そうにない」の形で, 見通しを表す。
「まだはじまり〈そう〉もない」「まだ終わり〈そう〉にない」
〔(1)中世後期以降の語。 古くは直接体言に付くこともあり, また, 終止形に「そうな」の形も用いられた。 (2)話し言葉では, 語幹「そう」に助詞「ね」「よ」などを付けて用いられる。 「雨が降り〈そう〉ね」「月が雲に隠れ〈そう〉よ」〕
→ そうだ(伝聞の助動詞)
Jiacw D. commented
エンカコ commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
djdjhhh55 commented
andy yy commented
manjuhuwanqing commented