大阪 高槻市の
集合住宅で40
歳の
女性と
男子高校生が
倒れているのが
見つかり
いずれも
死亡した
事件で、
高校生が
現場に
持ち込んだとみられる
注射器から
筋しかん
剤の
成分が
検出されたことが、
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は筋しかん剤を使って女性を殺害した疑いで27日、高校生を書類送検しました。
ことし2月、高槻市にある集合住宅で、2階に住む柴田周子さん(40)と、別の場所に住む17歳の男子高校生が倒れているのが見つかり、その後、いずれも死亡しました。
警察によりますと、高校生は刃物など複数の凶器を準備したうえで宅配業者を装って部屋に押し入り事件を起こしたとみられ、高校生の胸には刺し傷があったということです。
その後の捜査で、高校生が現場に持ち込んだとみられる注射器から、筋しかん剤の成分が検出されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
柴田さんは筋しかん剤の影響で死亡したとみられるということです。
このため警察は、筋しかん剤を使って殺害したとして27日、高校生を殺人などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。
警察によりますと、高校生は柴田さんの娘と中学校で同学年でしたが交流はほとんどなく、一方的に好意を寄せ、事件を起こしたとみられるということです。