イスラム教では人が亡くなったとき、土に埋める「土葬」をしなければなりません。しかし、日本には土葬ができる墓地があまりありません。
3年前、イスラム教の人たちが大分県の町で、土葬ができる墓地を作るために広い土地を買いました。しかし、近くに住む人たちが反対していて、イスラム教の人たちは今も町と話し合いを続けています。
このため、九州や沖縄のイスラム教の人たちの代表が今月17日、お願いを書いた手紙を厚生労働省に渡すことになりました。手紙には、土葬ができる墓地を全部の都道府県に作るか、県や市などの墓地でも土葬ができるようにしてほしいと書いてあります。