一連の
熊本地震で、
2回目の
震度7の
揺れを
観測した
地震から
半年の
16日、
益城町にある
大規模な
仮設住宅では、
地震で
犠牲になった
人たちを
追悼する
集いが
開かれました。
一連の
熊本地震で
大きな
被害を
受けた
益城町の
小谷地区にある「テクノ
仮設団地」は、およそ
500戸の
住宅に、
1300人以上が
暮らす
県内最大の
仮設住宅で、
16日は
住民主催の
追悼の
集いが
開かれ、およそ
50人が
参加しました。
はじめに、手作りのおよそ100個のキャンドルに火がともされ、参加者全員で黙とうしました。そして、この集いを企画した住民の吉村静代さん(66)が、「地震から半年、皆さん、大変な思いをしてこられたと思います。きょうは亡くなった方々を追悼するとともに、皆さんの顔が見える仮設住宅にするための交流の場になればと思います」とあいさつしました。このあと参加者は、バーベキューを楽しみながら交流を深めていました。
一連の熊本地震で、熊本県では、災害関連死を含めて110人が死亡し、住宅の被害は、およそ17万2000棟に上っていて、これまでに4000戸以上の仮設住宅が完成しました。
参加した60代の女性は、「この半年は大変で、もう半年たったのかという感じです。これからは前を向かないといけないかなと思います」と話していました。