有効性に関する暫定的な
結果が
発表された「ファイザー」と「モデルナ」のワクチンは、
従来型のワクチンとは
異なり、
いずれも「mRNA」という
傷みやすい
成分が
入っていて、
輸送や
保管の
際の、
低温での
管理が
重要になります。
適切な
温度管理ができないと、
接種しても
効果が
失われる
おそれが
あるということです。
アメリカのCDC=
疾病対策センターの
会議などで
示された
データによりますと「ファイザー」のワクチンは、
▽マイナス60度から80度であれば、最大半年間、保存が可能で、
▽2度から8度だと5日間、保存が可能だとしています。
一方、モデルナのワクチンは、
▽マイナス20度で最大半年間、保存が可能で、
▽2度から8度では30日間、保存できるとしています。
これについて、アメリカのメディアは、温度管理の点で、より扱いやすいとみられるモデルナのワクチンの結果を歓迎する専門家の声などを伝えています。
一方、ファイザーもワクチンの輸送に使う専用の小型容器を開発していて、ドライアイスを入れることで輸送の際や、冷凍庫がない場所での温度管理が容易になるような対応を進めています。