青森あおもり県けん階上はしかみ町まちで震度しんど５ご弱じゃく 津波つなみなし

この地震じしんによる津波つなみの心配しんぱいはありません。

各かく市町村しちょうそんの震度しんどは以下いかのとおりです。

▽震度しんど５ご弱じゃく

青森あおもり県けん階上はしかみ町まち

▽震度しんど４よん

青森あおもり県けん八戸はちのへ市し、三沢みさわ市し、おいらせ町まち、三戸さんのへ町まち、五戸ごのへ町まち、南部なんぶ町まち

岩手いわて県けん久慈くじ市し、二戸ふたど市し、軽米かるまい町まち、野田のだ村むら、洋よう野の町まち、一戸いちのへ町まち

このほか震度しんど３さんから１いちの揺ゆれを東北とうほくと北海道ほっかいどうの各地かくちで観測かんそくしました。

震源しんげん地ちは青森あおもり県けん東方とうほう沖おきで震源しんげんの深ふかさは50キロ、地震じしんの規模きぼを示しめすマグニチュードは5.5と推定すいていされます。日本原燃にほんげんねんによりますと、青森あおもり県けん六ろくヶ所かしょ村むらにある使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうの再さい処理しょり工場こうじょうではさきほどの地震じしんによる影響えいきょうは確認かくにんされていないということです。

東北とうほく電力でんりょくによりますと、震度しんど３さんを観測かんそくした青森あおもり県けん東通ひがしどおり村むらにある東通ひがしどおり原子力げんしりょく発電はつでん所しょは現在げんざい、運転うんてんを停止ていししていて、今回こんかいの地震じしんによる異常いじょうもないということです。また、原発げんぱつ周辺しゅうへんにある放射線ほうしゃせん量りょうを測定そくていするモニタリングポストの値ねにも変化へんかはないということです。

気象庁きしょうちょうによりますと、青森あおもり県けんで震度しんど５ご弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくしたのは、３さん年ねん前まえの平成へいせい28年ねん１月いちがつ14日にち、北海道ほっかいどうの浦河うらかわ沖おきを震源しんげんとするマグニチュード6.7の地震じしんで、東通ひがしどおり村むらで震度しんど５ご弱じゃくを観測かんそくして以来いらいです。

専門せんもん家か「ふだんから地震じしん活動かつどうが活発かっぱつな地域ちいき」

今回こんかいの地震じしんについて東京とうきょう大学だいがく地震じしん研究所けんきゅうじょの古村こむら孝志たかし教授きょうじゅは、「地震じしんのあった場所ばしょは、陸りくのプレートの下したに太平洋たいへいようプレートが沈しずみ込こんでいるため、ふだんから地震じしん活動かつどうが活発かっぱつな地域ちいきだ。震源しんげんが比較的ひかくてき深ふかかったため、広ひろい範囲はんいで強つよい揺ゆれとなったと見みられる。一方いっぽうで、地震じしんの規模きぼはマグニチュード５ごクラスだったため、津波つなみは発生はっせいしなかったのではないか」と話はなしています。その上うえで、「今後こんご、１いち週間しゅうかん程度ていど、特とくに２に、３さん日にちの間まは、同おなじような規模きぼの地震じしんに注意ちゅういが必要ひつようだ。また、地震じしん活動かつどうが活発かっぱつな地域ちいきなので、日ひごろからの備そなえを進すすめてほしい」と話はなしていました。