韓国軍は、
北朝鮮が15
日正午ごろ、
韓国とつながる
北朝鮮側の
道路を
爆破したと
明らかにしました。
北朝鮮軍は
その後も
追加の
作業を
続けているということで、
韓国軍は、
アメリカ軍と
連携しながら
北朝鮮の
動きに
警戒を
強めています。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が15日正午ごろ、韓国とつながる北朝鮮側の道路を爆破したと発表しました。
北朝鮮が爆破したのは、朝鮮半島の東側と西側にある道路で、いずれも軍事境界線の北側にある道路の一部区間だということです。
韓国軍に被害はないとしています。
韓国軍によりますと、北朝鮮軍はその後も追加の作業を続けているということで、軍事境界線の南側の地域で、対抗のための射撃を行ったということです。
北朝鮮軍は10月9日「『第1の敵対国』である韓国と接する国境を永久に遮断して封鎖することは、戦争の抑止と国を守る自衛的な措置だ」と主張した上で、韓国との間の道路と鉄道を完全に遮断し、防御用の構造物によって要塞化する工事を行うとしていました。
これについて韓国軍は14日、北朝鮮が道路を爆破する準備を進めていると指摘し、警戒と監視を続けていました。
韓国軍はアメリカ軍と連携しながら今後の北朝鮮の動きに警戒を強めています。
【韓国軍 爆破の様子を撮影したとする動画公開】
朝鮮半島西側の道路を映した動画
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が15日正午ごろに道路を爆破したときの様子を撮影したとする動画を公開しました。
このうち、朝鮮半島西側の道路を映した動画では、黒いネットの向こう側で道路が爆破されると灰色の煙が上がりました。
道路の奥側には、複数の人物がカメラを構えている姿が確認でき、爆破の瞬間を撮影していたものとみられます。
また、その後の映像には、爆破した道路の付近にショベルカーやトラックなどが入り、なんらかの作業をしている様子が映っています。
朝鮮半島東側にある道路の動画
一方、朝鮮半島の東側にある道路の動画でも、爆破とともに煙が上がり、爆破の直後には動画を撮影していた固定のカメラが揺れているのが確認できます。