衆院しゅういん予算よさん委い 岸田きしだ首相しゅしょう「税収ぜいしゅう増ぞうを減税げんぜいで還元かんげん デフレ脱却だっきゃく確実かくじつに」

自民党じみんとうの萩生田はぎうだ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは、新あらたな経済けいざい対策たいさくに盛り込もりこまれる所得しょとく税ぜいなどの定額ていがく減税げんぜいについて「なぜ減税げんぜいに踏み切ふみきるのか。なぜ給付きゅうふではだめなのか。どうして所得しょとく税ぜいなのか。財政ざいせいが心配しんぱいだという人ひとたちにどのように説明せつめいをするのか。考え方かんがえかたについて国民こくみんにわかりやすく説明せつめいしてほしい」と求もとめました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「所得しょとく税ぜいや住民じゅうみん税ぜいは、この2年間ねんかんで3兆ちょう円えんを超こえる増収ぞうしゅうがあり、国民こくみんに物価ぶっか高だかの中なかで頑張がんばってもらうため、わかりやすく所得しょとく税ぜいと住民じゅうみん税ぜいでお返おかえしする。所得しょとく税ぜいや住民じゅうみん税ぜいを支払しはらっていない、より厳きびしい状況じょうきょうで苦くるしんでいる人ひとにはスピード感かんを持もって給付きゅうふで支援しえんするという考え方かんがえかたで国民こくみんへの還元かんげんを考かんがえた。所得しょとく税ぜい減税げんぜいという手段しゅだんを使つかっても、何なにとしてもデフレからの脱却だっきゃくを完成かんせいさせなければならない。デフレ脱却だっきゃくが国くにの財政ざいせいにとってもプラスになる」と述のべました。

また萩生田はぎうだ氏しはアジアの脱だつ炭素たんそ化かに向むけて岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが掲かかげる「アジア・ゼロエミッション共同きょうどう体たい構想こうそう」について「構想こうそうをさらに加速かそくさせていく必要ひつようがある。ASEAN＝東南アジアとうなんあじあ諸国しょこく連合れんごうを含ふくめたグローバル・サウスと一緒いっしょに新あらたな未来みらい産業さんぎょうの創出そうしゅつを大おおきく発信はっしんしていくべきだ」と指摘してきしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「12月つきに東京とうきょうで開催かいさいする日本にっぽんとASEANとの特別とくべつ首脳しゅのう会議かいぎにあわせてアジア・ゼロエミッション共同きょうどう体たい首脳しゅのう会合かいごうを開催かいさいする。今回こんかいの経済けいざい対策たいさくにもASEANとの協調きょうちょうプロジェクトを具体ぐたい化かし、ビジョンを実現じつげんしていくために必要ひつような施策しさくを盛り込もりこんでいきたい」と述のべました。

自民党じみんとうの小泉こいずみ元もと環境かんきょう大臣だいじんは一般いっぱんのドライバーが自家用車じかようしゃを使つかって有料ゆうりょうで人ひとを運はこぶ「ライドシェア」の導入どうにゅうをめぐり「岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは議論ぎろんを早急そうきゅうに進すすめてほしいという話はなしをしているが、早急そうきゅうにというのは、中間ちゅうかん報告ほうこくなのか、出口でぐちなのか、スケジュールはどうなっているか」と問といました。

これに対にたいし規制きせい改革かいかくを担当たんとうする河野こうのデジタル大臣だいじんは「今月こんげつ16日にちから議論ぎろんをスタートさせている。自動じどう運転うんてんとタクシーの規制きせい改革かいかく、ライドシェアの3点てんで地域ちいきの足あしを確保かくほしていきたいと思おもっているので、まず年内ねんないに報告ほうこくできるところまで何なにかしら取とりまとめをしたい」と述のべました。