今月2
日、
北海道南部の
福島町などにまたがる
山で
見つかった
遺体は
函館市の22
歳の
男子大学生だとわかりました。
警察は、
同じ山で
登山をしていた
男性2
人にけがをさせたクマが
襲った
可能性があるとみて
調べています。
今月2日の昼ごろ、北海道南部の福島町などにまたがる大千軒岳の6合目付近の、登山道から外れたやぶの中で人が倒れているのを道の防災ヘリコプターが見つけました。
警察の調べで、遺体は7日前の先月29日に入山し、行方不明になっていた函館市港町の大学生、屋名池奏人さん(22)と確認されました。
死因は出血性ショックだということで、警察は、現場や遺体の状況などからクマに襲われたとみて調べています。
この山では、5日前の先月31日、登山をしていた男性2人がクマに襲われてけがをしています。
その際、2人はナイフでクマを刺して追い払っていて、その後、今月2日に同じ個体とみられるクマが山中で死んでいるのが見つかっています。
クマが死んでいた場所と、屋名池さんの遺体が見つかった場所が近いことなどから、警察は、このクマが屋名池さんも襲った可能性があるとみて調べています。