7月8日、奈良県で演説をしていた安倍晋三元総理大臣が銃で撃たれて亡くなりました。警察庁は、このときの警察の警備の問題を細かく調べていました。
警察庁は25日、いちばん大きな問題は安倍元総理大臣の後ろの警備が十分ではなかったことだと言いました。このため、銃を持って後ろから来た容疑者を止めることができませんでした。警備の計画にも問題がありました。
警察庁の中村格長官は「警備のしかたを大きく変えて、このような事件がもう起こらないようにします」と言いました。そして、長官を辞めると言いました。
警察庁は、奈良県警察本部の鬼塚友章本部長の給料を3か月、警備部長の給料を1か月、少なくすることを決めました。鬼塚本部長は「責任を取って辞めます」と言いました。