南米ブラジルで
北部の
川に
架かる
橋に
船が
衝突して、200
メートル以上にわたって
橋が
崩れ、
転落した
車に
乗っていた
少なくとも5人の
行方がわからなくなっています。
この橋はブラジルの
穀物の
輸出を
支える主要なルートになっていて、
地元政府は
非常事態を
宣言して、
行方不明者の
捜索と、
う回路の
確保を
急いでいます。ブラジル
北部のパラ
州で
6日、
全長およそ900
メートルの
橋の
橋脚に、
大豆やトウモロコシを
運んでいた
船が
衝突しました。
この事故で、橋がおよそ260メートルにわたって崩れ、橋の上を走っていた車2台が川に転落しました。
地元メディアは車に乗っていた少なくとも5人の行方がわからなくなっていると伝え、地元政府が捜索を急いでいます。
この橋はアマゾン川の河口に位置する州の最大都市、ベレンと地方の穀物の産地を結ぶ幹線道路で、ブラジルの穀物の輸出を支える主要なルートの1つとなっています。
このため地元政府は物流に影響が出ないよう非常事態を宣言して、周辺の道路の舗装を進めて、う回路の確保を急ぐほか、運航するフェリーを増便することにしています。
一方で、地元メディアは、崩れた橋について、ことし1月に橋脚の腐食と補修の必要性が指摘されていたものの地元政府が対応しなかったと伝えています。
ブラジルではインフラ設備の老朽化が大きな問題となっていて、地元政府の対応をめぐって、議論を呼びそうです。