東日本大震災で
宮城県の
漁港から
流された
漁船が
伊豆諸島の
八丈島に
漂着しているのが
見つかりました。10
年近く漂流していたとみられています。
漁船が
漂着したのは、
八丈島の
西側に
ある八重根漁港です。
11日の朝、港の出入り口付近に漂っているのを見つけ、漁協関係者たちがロープをかけて陸に引きあげました。
全長5メートルほどで、船の中には海水がたまり、サンゴのようなものが数多く付着していたということです。
船体の番号が読み取れたため問い合わせたところ、東日本大震災のときにおよそ650キロ離れた宮城県気仙沼市の唐桑半島の漁港から流された船と分かったということです。
10年近く漂流していたとみられますが、詳しいことは分かっていません。
八丈島で船の引きあげ作業にあたった人は「船はひっくり返らずに沈み気味に浮いていて、その下にはムロアジなど魚の群れがいました。東日本大震災で流された船と知って、どうやってここまで流れてきたのだろうと考えました」と話していました。