Actualités japonaises: ワールドカップドイツなど「差別反対キャプテンマーク」断念

ワールドカップドイツなど「差別さべつ反対はんたいキャプテンマーク」断念だんねん

Nov 22, 2022 00:11

Furigana

中東ちゅうとうカタールで開ひらかれているサッカーのワールドカップで、差別さべつへの反対はんたいを示しめすキャプテンマークをつける考かんがえを示しめしてきたヨーロッパの出場しゅつじょうチームは、FIFA＝国際こくさいサッカー連盟れんめいがこのマークをつけた選手せんしゅに警告けいこくを出だすと明あきらかにしたとして着用ちゃくようを断念だんねんすることになりました。

20日にちにカタールで開幕かいまくしたサッカーのワールドカップに出場しゅつじょうする、ドイツやデンマークなど7つのヨーロッパのチームは、キャプテンが虹にじ色しょくのハートマークに「ONE LOVE」と書かかれたキャプテンマークを腕うでに巻まき差別さべつへの反対はんたいを訴うったえる考かんがえを示しめしてきました。

ところが、ドイツのサッカー連盟れんめいは21日にち、UEFA＝ヨーロッパサッカー連盟れんめいの作業さぎょう部会ぶかいによる共同きょうどう声明せいめいをウェブサイト上じょうに掲載けいさいし「アームバンドが原因げんいんで選手せんしゅたちが警告けいこくを出だされたり、退場たいじょうさせられたりするのは受け入うけいれられない」としてこのキャプテンマークをつけないよう要請ようせいしたとしています。

その上うえで、「選手せんしゅや監督かんとくは失望しつぼうし、他たの方法ほうほうを考かんがえる」とし、活動かつどうを継続けいぞくする考かんがえを示しめしています。

イングランドは21日にちのイランとの試合しあいでハリー・ケイン選手せんしゅが別べつのキャプテンマークをつけて試合しあいに臨のぞみ、選手せんしゅたちはキックオフ直前ちょくぜんに片方かたほうのひざを地面じめんにつける行動こうどうに出でました。

オランダのサッカー協会きょうかいは21日にちの声明せいめいで、「FIFAがアームバンドを身みにつけた選手せんしゅに警告けいこくを出だすと明あきらかにした」などと方針ほうしんを転換てんかんしたいきさつを説明せつめいしています。

カタールでの性的せいてきマイノリティの人ひとたちへの扱あつかいをめぐっては、ヨーロッパの出場しゅつじょうチームから批判ひはんの声こえが上あがっていました。

イングランド代表だいひょう片かたひざつけるイラン代表だいひょう国歌こっか斉唱せいしょうせず

サッカーワールドカップの1次じリーグのグループB、イングランド対たいイランの試合しあいでは、試合しあい開始かいし直前ちょくぜんに、イングランド代表だいひょうの選手せんしゅたちが片方かたほうのひざを数すう秒間びょうかん、地面じめんにつける場面ばめんがありました。

このポーズは差別さべつや不ふ平等びょうどうに抗議こうぎするものと見みられます。

イングランドのガレス・サウスゲート監督かんとくは20日にちの会見かいけんで「片かたひざをつけることについて話し合はなしあい、そうすべきだと感かんじている。特とくに若わかい人ひとたちに包括ほうかつ的てきであることがとても大切たいせつだと理解りかいしてもらう上うえで、世界せかいへの力強ちからづよい表明ひょうめいになると思おもう」と話はなしていました。