▽
自民党の
國場幸之助氏は「
北朝鮮のミサイル
発射は、ことしに
入ってから34
回と
過去最多で、
現状のミサイル
防衛では、
高度化・
複雑化した
攻撃への
迎撃は
困難になっている。
急速に
高まった
軍事脅威に
対抗できる政策判断、
つまり『
反撃能力』は
必要だ。
保有の
検討が
必要なことを、
総理大臣のことばで
説明してもらいたい」と
求めました。
これに対し、岸田総理大臣は「ミサイル技術は大きく進化しており、まさに現代的議論だ。ミサイル迎撃能力のさらなる向上だけでなく、いわゆる『反撃能力』を含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討している。検討は、憲法や国際法の範囲内で日米の基本的な役割分担を維持しつつ進めており、与党間の協議も踏まえつつ、年末までに結論を出していく方針だ」と述べました。
また、岸田総理大臣は、他国からのサイバー攻撃が武力攻撃にあたるかどうか問われたのに対し、「サイバー攻撃のみであっても深刻な被害が発生し、相手方による攻撃が組織的・計画的に行われている場合には武力攻撃に当たり得る。日米間でも、一定の場合には日米安保条約第5条の武力攻撃を構成し得ると確認している。具体的な在り方は、新たな国家安全保障戦略などを策定する中で議論をしっかり進めたい」と述べました。
▽
公明党の
吉田宣弘氏は、
日中関係について「
懸念材料が
存在することは
確かだが、
悪化させない
知恵を
両国が
模索することが
重要だ。
国交正常化50
周年の
節目の
年に
岸田総理大臣と
習近平国家主席の
会談が
実現したことを
歓迎する。
両首脳で
確認された
事項を
どのように
進めて
いくつもりか」とただしました。
これに対し、岸田総理大臣は「日中間にはさまざまな可能性とともに、数多くの課題や懸案があるが、首脳レベルを含めて緊密に意思疎通を行い、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、諸懸案を含めて対話をしっかり重ねて、共通の課題については協力をする、建設的かつ安定的な関係の構築を、双方の努力で進めていきたい」と述べました。
▽
立憲民主党の
山井国会対策委員長代理は、
旧統一教会の
被害者救済を
図る新たな
法案について「
脱会や、
献金の
返金を
要求され
そうな
ケースでは『
念書』に
サインをさせ、
ビデオ撮影までされているケースが
ある。
一般論として、
献金の
段階で『
自主的に
献金した』
旨の
文書に
署名した
場合、
政府案では
取り消しや
禁止行為の
対象に
なるのか」と
質問しました。
これに対し、岸田総理大臣は「個別具体的な事例に即して判断するが、不当な勧誘行為により個人が困惑した状態で取消権を行使しない意思表示を行ったとしても、効力は生じないと考えられる。むしろ、念書を作成させたり、ビデオ撮影をしていること自体が、違法性を基礎づける要素の1つとなり、民法上の不法行為に基づく損害賠償請求が認められやすくなる可能性がある」と述べました。
また、岸田総理大臣は、寄付や献金をした時点では、自身が困惑しているかを判断できなかった被害者への救済策として、「不当な勧誘を受けて困惑して行った寄付だったと気付いた時から3年間は取り消すことができる」と述べました。
▽
日本維新の
会の
青柳仁士氏は、
自衛権行使の3
要件について、「3つ
目の
要件に、
必要最小限度の
実力行使にとどまるべきということばが
あるが、
必要最小限度と
強調することは
日本の
抑止力を
小さくうつす。『
必要不可欠』と
言いかえる
などさまざまな
考え方が
ある」と
指摘しました。
これに対し、岸田総理大臣は「防衛力の抜本的強化に関する検討は、憲法および国際法の範囲内で進められており、政府としてはこの必要最小限度に関する見解を変更する考えはない。定義は変わらないが、具体的な限度については、当該の武力攻撃の規模や、ミサイル技術の進歩などに応じて、絶えず考えていかなければならない」と述べました。
予算委員会では、29日午後には、今年度の第2次補正予算案について締めくくりの質疑と、採決が行われます。
その後、衆議院本会議でも採決が行われて、賛成多数で可決され衆議院を通過する運びです。
都議会自民党の会計担当職員立件へ詰めの捜査 東京地検特捜部
東京都議会の自民党会派「都議会自民党」が開いた政治資金パーティーで、都議らが販売ノルマを超えて集めた分の収入が政治資金収支報告書に記載されていなかった問題で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで収支報告書を作成していた会計担当の職員の立件に向けて詰めの捜査を進めていることが関係者への取材で分かりました。不記載の額はおよそ3000万円に上るということで、都議会自民党は今後、収支報告書を訂正することにしています。
Source: NHK
Jan 15, 2025 11:01
東京女子医科大 元理事長 うその想定示しりん議を通したか
東京女子医科大学の元理事長が、大学から建築士に不正な報酬を支払わせて損害を与えたとして背任の疑いで逮捕された事件で、元理事長が報酬の支払いについて学内でりん議を通す際、「ほかの業者に委託した場合は2倍の報酬が必要になる」などと説明するうそのシミュレーションを示し、承認を得ていたことが、捜査関係者などへの取材でわかりました。警視庁は報酬が支払われた業務に実態はなく、りん議の体裁を整えるねらいだったとみて調べています。
Source: NHK
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LA山火事1週間 15日まで風が強まる予報「特に危険な状況」
アメリカ・ロサンゼルス周辺で続く山火事は発生から1週間となりました。現地では被災者への救済措置の手続きなどを行う「災害復興センター」が開設されるなど生活再建に向けた動きも進む一方で、15日にかけて風が強まるとして当局は最高レベルの警戒を呼びかけています。
Source: NHK
Jan 15, 2025 06:01
三菱UFJ銀行 元行員を逮捕 貸金庫から金塊盗んだ疑い
三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の金品10数億円相当が盗み取られていた事件で、警視庁は支店長代理だった46歳の元行員を金塊およそ20キロ、2億6000万円相当を盗んだ疑いで逮捕しました。FX取引や競馬で多額の損失を出して消費者金融からの借金があったということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
Source: NHK
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インフルエンザ患者数 大幅に減少も引き続き注意
1月5日までに全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり33.82人で、過去最も多かった前の週から大幅に減少しました。専門家は減少した理由について「年末年始の時期は休みの医療機関が多く、受診する人が少なかったためだと考えられる」とした上で、流行は続いているので引き続き注意が必要だと呼びかけています。
Source: NHK
Jan 14, 2025 16:01