陸上自衛隊の
師団長など10
人が
乗ったヘリコプターが
沖縄県の
宮古島の
周辺で
消息を
絶ってから3
日となる9
日、
自衛隊は、
海底を
捜索できる潜水艦救難艦を
新たに
派遣して、
隊員や
機体の
発見を
急いでいます。
今月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故では、乗っていた第8師団長など10人が今も行方不明となっています。
自衛隊は、機体の一部が海底に沈んでいる可能性もあるとみて、海底の捜索を行うことができる潜水艦救難艦を新たに派遣し、音波探知機などを使って、9日も捜索を続けています。
潜水艦救難艦には遠隔で操作できる無人の潜水装置が備えられていて、音波探知機で機体とみられるものの反応があった場合などには、装置を使って詳しく確認し、状況に応じて潜水士による捜索を行うものとみられます。
陸上自衛隊によりますと、事故が起きたヘリコプターには、強い衝撃を受けたり浸水したりしたときに自動で救難信号を出して場所を知らせる「救命無線機」が搭載されていますが、これまでのところ信号は確認されていないということです。
一方、宮古島と橋でつながった伊良部島では、8日夜、海岸付近で人が浮いているようにみえるという情報が陸上自衛隊に寄せられ、9日朝、周囲を確認しましたが、人の姿は見られなかったということです。
自衛隊は、海上保安庁とともに隊員や機体の発見を急いでいます。