ロシアがウクライナに攻撃を始めてから、2年が過ぎました。
ユニセフによると、ウクライナの東のほうで、空襲の危険を知らせる警報が、2年の間に6200回ぐらい出た所があります。
警報が出ると、子どもたちは建物の地下や地下鉄の駅に逃げます。子どもたちが地下にいた時間は、全部で3000時間から5000時間ぐらいです。2年の間の4か月から7か月、地下にいたことになります。
このため、子どもたちの心のストレスが大きくなっています。13歳から15歳の半分ぐらいは、よく眠ることができません。20%ぐらいは、怖い経験などを思い出して、心に問題が出ることがあります。
ユニセフの人は「攻撃が続いているため、子どもたちの心は元気になりません。大勢の子どもたちが教育を受けていないことも心配です」と話しています。