秘書を通じて自分名義の
香典を
渡すなど
選挙区内で
違法な
寄付を
繰り返していたとして、
堀井学衆議院議員の
事務所などが
公職選挙法違反の
疑いで
捜索を
受けた
事件で、
東京地検特捜部が
堀井議員本人から
任意で
事情を
聴いたことが
関係者への
取材でわかりました。
特捜部は、
香典提供などをめぐる
認識やいきさつについて
説明を
求めたものとみられます。
東京地検特捜部は、自民党を離党した堀井学議員(52)が、公職選挙法に違反する形で選挙区内の人に香典を渡したり枕花を贈ったりしていた疑いがあるとして、今月18日に、議員会館の事務所や北海道登別市の地元事務所と自宅などを捜索しました。
関係者によりますと、選挙区内での違法な寄付は合わせて数十万円分になる疑いがあるということです。
この問題で、東京地検特捜部が、22日までに堀井議員本人から任意で事情を聴いたことが、関係者への取材でわかりました。
堀井議員は、2012年に衆議院議員に初当選してから、国会出席のため地元を離れることが多くなり、選挙区も道議会議員時代より広くなって、参列できない葬儀が増えたこともあって、秘書や家族に香典を持参させるようになったということです。
葬儀への対応を取りしきっていた地元事務所の秘書が辞めた2年ほど前からは、香典を渡す相手や金額をみずから指示するようになっていったとみられるということで、特捜部は、香典提供をめぐる認識やいきさつについて説明を求めたものとみられます。
堀井議員の事務所は「現時点でのコメントは控える」としています。