難民の
支援に
取り組んでいる
女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、
7年近く
内戦が
続くシリアからの
難民が
暮らす
隣国のキャンプを
訪れ、「
国際社会が
全力で
解決の
道を
探るべきだ」と
訴えました。ハリウッド
女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、
UNHCR=
国連難民高等弁務官事務所の
特使を
務めるなど
難民の
支援に
取り組んでいて、このほど、シリア
難民が
身を
寄せている
隣国ヨルダンのザアタリにあるキャンプを
訪れました。
ここは85000人以上が暮らす中東最大の難民キャンプの1つで、ジョリーさんは「安全に暮らして、子どもたちに教育を受けさせたい」といった訴えに耳を傾けたり、数学や英語などを学んでいる難民の女の子たちと対話したりしていました。
7年近く続くシリアの内戦は、いまだ終結の道筋が見えておらず、UNHCRによりますと、現在も600万人が国内で避難生活を送り、548万人が国外へ逃れていて、その多くが1日3ドル以下で生活する貧困の状態だということです。
訪問を終えて記者会見したジョリーさんは「実行可能な政治的解決だけが、シリアの人たちを故郷に帰らせ、苦しみから救うことができる。国際社会が、全力で解決の道を探るべきだ」と訴えました。