大会6日目の
14日は、スキー
ノルディック複合個人ノーマルヒルが
行われ、
日本のエース、
渡部暁斗選手が、この
種目で
日本選手初の
金メダル獲得なるかに
注目です。ピョンチャンオリンピックのスキー
ノルディック複合は、
個人のノーマルヒルとラージヒル、それに
団体の
3種目が
行われます。
14日は最初の種目として個人ノーマルヒルが行われ、前回のソチ大会のこの種目で銀メダルを獲得している渡部選手は、4回目のオリンピックとなる今大会、悲願の金メダルを目指しています。
渡部選手は、今シーズンのワールドカップは4連勝を含む自己最多の5勝をあげるなど好調を持続していて、個人総合ランキングのトップに立ってオリンピックを迎えました。最終調整の場となった13日の公式練習でも、得意のジャンプで1回目に全体の3番目となる101メートル50、3回目には全体2番目の102メートル50を飛んで、めまぐるしく風向きが変わる厳しいコンディションが予想されるジャンプ台の感触を確かめていました。
練習後も、「いいジャンプは飛べている。試合ではジャンプがかなり重要になってくる」と話していて、前半のジャンプでリードを奪い、逃げ切り体勢に入れるかが金メダルの鍵を握りそうです。
後半のクロスカントリーでは、ピョンチャン特有の強風をいかに克服できるかが勝負の行方を占います。さらに、クロスカントリーをトップでスタートした場合、風の抵抗を受ける1人での走りになりますが、ここで体力の消耗を抑えてレース終盤に臨めるかが重要になってきます。
ジャンプの「瞬発力」と、クロスカントリーの「持久力」。
その両方で頂点を極める複合の勝者、「キング・オブ・スキー」を目指す渡部選手の挑戦が始まります。