ナショナルリーグ西部地区で首位のドジャースは、本拠地ロサンゼルスでアメリカンリーグ中部地区で首位のガーディアンズと対戦しました。
大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席はインコースのスライダーを打ち上げてレフトフライに倒れました。
3回は2アウトランナーなしで第2打席に立ち、インコース高めのスライダーに詰まりながらもセンター前へのヒットで塁に出ました。
大谷選手はこれが今シーズン161本目のヒットで、おととしマークしたシーズン自己最多安打を更新しました。
そして、1点リードの5回、1アウトランナーなしで迎えた第3打席で、高めのチェンジアップを引っ張り、ライトポール際へ2試合ぶりとなる46号ソロホームランを打ちました。
打球速度が187.8キロ、飛距離は137.1メートルの豪快な当たりで、2021年にマークしたシーズン自己最多のホームラン数に並びました。
これで大谷選手はホームランと盗塁の数がともに「46」となり、2つをあわせた大リーグの記録を更新し続けています。
また、46号ホームランで1打点をあげて、今シーズンの通算打点を「101」まで伸ばして、ホームランと同じく2021年にマークしていたシーズン自己最多打点も更新しました。
2対0の7回は1アウトランナーなしで第4打席に入り、ここは空振りの三振となってこの試合4打数2安打1打点で2試合ぶりに複数安打をマークし、打率は2割9分1厘に上がりました。
ナショナルリーグのホームラン王争いでは、2位の選手との差を9本に広げて独走態勢に入り、今シーズンの通算打点もトップに並びました。
試合はドジャースが4対0で勝って2連勝です。
大谷「目の前の1試合1試合を勝ちに貢献できるように」
豪快なホームランでシーズン自己最多に並ぶ46号を打った大谷選手は「前日の当たりはファウルとなっていたが、甘い球をしっかり打ててきょうはフェアーゾーンに入れることができたので、いいバッティングだった」と振り返りました。
シーズン自己最多安打と自己最多打点も更新したことについては、「1番を打っているので打席ももちろん多いし、ホームランを打つこと以外にもしっかりと出塁して進塁していくということを心がけている。まだまだ試合があるのでいろんな数字が残ってくれるのはうれしいが、目の前の1試合1試合を勝ちに貢献できるように頑張りたい」と話していました。
ドジャースタジアムでの試合開始時の気温 史上最高に
ドジャースの本拠地、ロサンゼルスは熱波の影響で気温が上がっていて、この試合は始球式の時点で39度となりました。
アメリカメディアによりますと、これは2017年のワールドシリーズ第1戦と並んでドジャースタジアムでの試合開始時の気温で史上最も高くなったということです。
暑さ対策として球場ではペットボトルの水が無料で配られ、試合中は日なたの席から移動して屋根のある通路で観戦するファンの姿も多く見られました。
日本から観戦に訪れた男性は「グラウンドに近い方の席でしたが暑くて移動しました。東京よりも暑いです。せっかく来たので大谷選手のホームランが見たいです」と話していました。