東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年3月の事故で、燃料が溶けました。溶けた燃料と周りにあった物が混ざって、固まった物を「核燃料デブリ」と呼んでいます。デブリはとても強い放射線を出します。
東京電力は10日、デブリを調べるために、2号機から外に出す作業を始めたと言いました。
とても危険なため、人が遠い場所から器具などを動かします。計画では、細いパイプのような物から、ケーブルで器具を下ろします。そして、デブリを少しつかんで外に運びます。
福島第一原発の1号機から3号機には、デブリが約880tあると考えられています。政府や東京電力は、デブリを詳しく調べて、片づける方法を考えます。