Actualités japonaises: グループホームが障害者の結婚に不妊処置を提案北海道江差町

グループホームが障害しょうがい者しゃの結婚けっこんに不妊ふにん処置しょちを提案ていあん北海道ほっかいどう江差えさし町まち

Dec 19, 2022 12:12

Furigana

北海道ほっかいどう南部なんぶの江差えさし町まちにあるグループホームが、20年ねん以上いじょう前まえから、知的ちてき障害しょうがいのある入居にゅうきょ者しゃが施設しせつ内ないで結婚けっこんや同居どうきょを望のぞんだ際さい「子育こそだてのサービスは提供ていきょうできない」と伝つたえて不妊ふにん処置しょちを提案ていあんし、これまでに8組くみ16人にんが応おうじていたことが分わかりました。北海道ほっかいどうは19日にち午後ごごにも職員しょくいんを派遣はけんし、事実じじつ関係かんけいを確認かくにんすることにしています。

不妊ふにん処置しょちを提案ていあんしていたのは、江差えさし町まちにある社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん「あすなろ福祉ふくし会かい」が運営うんえいするグループホームです。

「あすなろ福祉ふくし会かい」によりますと、20年ねん以上いじょう前まえから、知的ちてき障害しょうがいのある入居にゅうきょ者しゃが施設しせつ内ないで結婚けっこんや同居どうきょを望のぞんだ際さい、不妊ふにん処置しょちを提案ていあんし、これまでに8組くみ16人にんが応おうじたということです。

19日にち午前ごぜん、会見かいけんした「あすなろ福祉ふくし会かい」の樋口ひぐち英俊ひでとし理事りじ長ちょうは「子育こそだてについては障害しょうがい者しゃに選択せんたくしてもらう。子こどもがほしいなら協力きょうりょくはするが、うちの法人ほうじんでは経験けいけん値ちがないので子育こそだてのサービスは提供ていきょうできないと伝つたえている」と説明せつめいしました。

そのうえで「不妊ふにん処置しょちを理由りゆうにグループホームを退しさ所しょした人ひとはいない」と述のべました。

北海道ほっかいどうは、19日にち午後ごごにも「あすなろ福祉ふくし会かい」に職員しょくいんを派遣はけんして聞きき取とりを行おこない、事実じじつ関係かんけいを確認かくにんすることにしています。

官房かんぼう長官ちょうかん「事実じじつ関係かんけい確認かくにんし対応たいおう」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは、午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「北海ほっかい道庁どうちょうに事実じじつ関係かんけいの確認かくにんを求もとめているところだ。仮かりにグループホーム利用りよう者しゃが結婚けっこんなどを希望きぼうする場合ばあいに、本人ほんにんの意思いしに反はんして不妊ふにん手術しゅじゅつや避妊ひにん用よう器具きぐを用もちいる受胎じゅたい調節ちょうせつなどを条件じょうけんとすることがあれば不適切ふてきせつであり、事実じじつ関係かんけいを確認かくにんしたうえで北海道庁ほっかいどうちょうに対にたいする助言じょげんなど必要ひつような対応たいおうを講こうじていく」と述のべました。