新たな大型の種類のクモが、豪クイーンズランド州で生息しているのが見つかりました。研究者らは保護の必要があると指摘しています。
希少で色鮮やか、タランチュラにも似たこのクモは、トタテグモの一種でEuoplos属に含まれます。今月15日にクモ学の学会誌で発表された論文によると、この種のクモは2017年以降、広範な研究の対象となってきました。
今回「Euoplos dignita」と命名された当該のクモは、20世紀初めに州内のモントやアイズボールドといった町の近くで最初に見つかっていましたが、その後研究が行われず、無名種のままとなっていました。
長年、同博物館収蔵のEuoplos dignitaの標本はごくわずかしかなく、1つを除き全て1970年代以前に収集されたものでした。