そのうえで、ロシアの外交官や記者を国外追放する考えがあるか聞かれると「今はその考えはない」と述べ、現時点で何らかの措置を取る考えはないと強調しました。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者団に、「大使館員による面会を実現させるよう国務省が取り組んでいる」と述べ、ロシア政府に働きかけていることを明らかにしました。
一方、ロシア外務省のザハロワ報道官は31日、「面会は規定に従って行われる」と述べたうえで、「記者証を利用して機密資料の入手を試みていた」などと述べ、改めて逮捕は正当だと主張しました。
また、おととしノーベル平和賞を受賞したロシアの新聞の編集長、ドミトリー・ムラートフ氏はモスクワで31日、ロイター通信に対し、「ゲルシュコビッチ記者とは知り合いでスパイではない。早いうちに釈放されることを願う」と強調しました。