“18歳さいで成人せいじん式しき開催かいさい” 2市町しちょうにとどまる 国くにの全国ぜんこく調査ちょうさ

それによりますと、回答かいとうのあった1176の自治体じちたいのうち8割わり以上いじょうにあたる982の自治体じちたいは、成人せいじん年齢ねんれいが引き下ひきさげられても対象たいしょう年齢ねんれいは変かえずに20歳さい、または20歳さいを迎むかえた年としの次つぎの年度ねんどに成人せいじん式しきを行おこなうということです。

対象たいしょう年齢ねんれいを変かえない理由りゆうについて複数ふくすう回答かいとうで最もっとも多おおかったのが「18歳さいにすると受験じゅけんと重かさなり、出席しゅっせき者しゃが減少げんしょうするから」でした。

18歳さいで開催かいさいする理由りゆうは「法律ほうりつ上じょう、大人おとなとして扱あつかわれる年としで成人せいじん式しきをすることで自覚じかくを促うながすことができる」「成人せいじん年齢ねんれいが18歳さいに引き下ひきさげられたから」としています。

このほか1割わり余あまりにあたる163の自治体じちたいが対象たいしょう年齢ねんれいは「検討けんとう中ちゅう」と回答かいとうし、「検討けんとうしていない」という自治体じちたいも29ありました。

多おおくの自治体じちたいが20歳さいを維持いじする中なか、「保護ほご者しゃのもとを離はなれて成人せいじんになるという責任せきにん感かんと心構こころがまえを持もつために18歳さいでの成人せいじん式しきを大切たいせつにしたい」として、18歳さいでの開催かいさいを決きめました。

町まちによりますと「今いまのところ反対はんたいするような意見いけんは寄よせられていない」ということです。

ただ、変わり目かわりめとなる来年度らいねんどは、18歳さいから20歳さいの人ひとが一いち度どに成人せいじん式しきを行おこなうとなると地元じもとの美容びよう室しつや貸かし衣装いしょうの店みせの負担ふたんが大おおきいため19歳さいと20歳さいを対象たいしょうに行おこない、18歳さいを対象たいしょうとするのは再来さいらい年度ねんどからだということです。

式しきの時期じきは高校こうこうの卒業そつぎょう式しきが終おわり、就職しゅうしょくや進学しんがくの準備じゅんびも落ち着おちつく3月つきの春分しゅんぶんの日ひにする予定よていで、「成人せいじんすれば親おやの同意どういを得えずに契約けいやくも可能かのうになるなど、自分じぶんの行動こうどうに責任せきにんが伴ともなうことを進学しんがくや就職しゅうしょくの前まえに意識いしきしてもらいたい」としています。