兵庫県宝塚市で「
就職氷河期」
世代を
対象にした
正規職員の
採用試験が
始まり、
3人程度の
募集に対し、1600
人を
超える人たちが
受験しました。「
就職氷河期」に
希望どおりの
就職ができなかった30
代半ばから40
代半ばの
人たちを
支援しようと、
兵庫県宝塚市は、この
世代から
正規の
職員を
採用する
取り組みを
始め、22
日に
1次試験と
なる筆記試験が
行われました。
3人程度の募集に対し、全国から1635人が受験して、倍率はおよそ550倍となり、市は試験会場を急きょ3か所から10か所に増やして対応しました。
受験した大阪市で非正規社員として働く36歳の男性は「大学時代の就職活動では面接に進むことすら厳しかった。いろいろな仕事をしてきた経験を生かしたい」と話していました。
また、尼崎市の43歳の男性は「安定した働き方をしたいと思って受験した。住民サービスなどの仕事に就きたい」と話していました。
宝塚市給与労務課の廣瀬義則課長は「予想以上の方に受験していただき、関心の高さ、支援の必要性を感じている。人生を切り開こうという思いを感じたので、これまでのつらい思いをぶつけてほしい」と話していました。
筆記試験を通過した人は面接試験などに進み、11月下旬までには内定者が決まるということです。