Actualités japonaises: コロナ治療薬中外製薬申請の薬厚労省が承認軽症患者用で初

コロナ治療ちりょう薬やく中外ちゅうがい製薬せいやく申請しんせいの薬くすり厚あつ労ろう省しょうが承認しょうにん軽症けいしょう患者かんじゃ用ようで初はつ

Jul 19, 2021 21:07

Furigana

中外ちゅうがい製薬せいやくが承認しょうにん申請しんせいした新型しんがたコロナウイルスの治療ちりょう薬やくが、19日にち夜よる、厚生こうせい労働ろうどう省しょうに承認しょうにんされました。2つの薬くすりを同時どうじに投与とうよすることから「抗体こうたいカクテル療法りょうほう」と呼よばれ、軽症けいしょうの患者かんじゃに使用しようできる薬くすりとしては初はじめてとなります。

承認しょうにんされたのは、先月せんげつ末まつに中外ちゅうがい製薬せいやくが新型しんがたコロナウイルスの治療ちりょう薬やくとして承認しょうにん申請しんせいしていた「カシリビマブ」と「イムデビマブ」です。

同時どうじに投与とうよすることで、2種類しゅるいの抗体こうたいが作用さようしてウイルスの働はたらきを抑おさえる「抗体こうたいカクテル療法りょうほう」という治療ちりょう法ほうを採用さいようし、去年きょねん11月つきにはアメリカのFDA＝食品しょくひん医薬品いやくひん局きょくから緊急きんきゅう使用しようの許可きょかを受うけています。

アメリカのトランプ前ぜん大統領だいとうりょうが以前いぜん入院にゅういんした際さいにも使用しようされ、中外ちゅうがい製薬せいやくによりますと、海外かいがいで行おこなわれた治験ちけんでは入院にゅういんや死亡しぼうのリスクをおよそ70％減へらすことが確認かくにんされたということです。

19日にちは厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か部会ぶかいで承認しょうにんの可否かひが審査しんさされ、有効ゆうこう性せいや安全あんぜん性せいが認みとめられるとして、承認しょうにんすることが了承りょうしょうされました。

これを受うけ厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、レムデシビルとデキサメタゾン、それにバリシチニブに続つづく4例れい目めの治療ちりょう薬やくとして、19日にち夜よる、承認しょうにんしました。

対象たいしょうとなるのは軽症けいしょうから中等ちゅうとう症しょうの患者かんじゃで、軽症けいしょうの患者かんじゃに使用しようできる治療ちりょう薬やくは初はじめてです。

あすから医療いりょう機関きかんに配送はいそうへ厚あつ労相ろうしょう

田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは記者きしゃ団だんに対にたいし、中外ちゅうがい製薬せいやくが承認しょうにん申請しんせいした新型しんがたコロナウイルスの治療ちりょう薬やくについて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か部会ぶかいの議論ぎろんを受うけて、承認しょうにんしたことを明あきらかにしました。

そのうえで、20日にちから医療いりょう機関きかんに配送はいそうを開始かいしし、重症じゅうしょう化かのリスクがある入院にゅういん患者かんじゃを対象たいしょうに投与とうよすると説明せつめいしました。