50年に及ぶ飛行を経て現役を引退した豪カンタス航空最後のボーイング747型機が22日、見納めとなるオーストラリアの上空に、同航空のカンガルーの巨大なロゴマークを描き出しました。
747型機は、燃費が向上して飛行距離も長くなった787型機(ドリームライナー)やエアバスA350型機に入れ替えられています。
シドニー空港には、同機を見送るために大勢の人が集まりました。水敬礼を受けてシドニーを離陸した同機は、米ロサンゼルスを経由して、モハベ砂漠にある廃機場に収容されます。
最後の飛行はカンタス航空初の女性機長、シャレル・クイン氏が操縦しました。同氏によると、カンタス航空の747型機には過去50年で乗客2億5000万人以上が搭乗しました。