複数のイラン政府筋は22日、国際原子力機関(IAEA)のトップ、グロッシ事務局長が来週、就任後初めてイランを訪問すると明らかにしました。ザリフ外相やサレヒ原子力庁長官と会談する予定。過去の核兵器開発疑惑を巡りIAEAが求めた査察をイランが受け入れていない問題や、中部ナタンズの核関連施設で起きた火災の状況などについて協議するとみられます。
政府筋によると、訪問日程は25日と26日の2日間とすることで最終調整しています。イランと敵対する米国は、イランの査察拒否の違法性を追及しており、イラン側がグロッシ氏との会談でどう対応するかが注目されます。