「ソフトバンク
グループ」は、4
年前、
巨額の
投資で
買収したイギリスの
世界的な
半導体開発会社、「Arm」を
アメリカの
半導体大手のエヌビディアに
売却すると
発表しました。
売却総額は、
最大で
およそ400
億ドル、
日本円にしておよそ4
兆2000
億円にのぼる
見込みです。ソフトバンク
グループは、
傘下の
投資ファンドとともに
保有しているイギリスの
半導体開発大手「Arm」のすべての
株式を
アメリカの
半導体大手、エヌビディアに
売却します。
Armはソフトバンクグループが4年前、およそ3兆3000億円もの巨額の資金を投じて買収した世界的な半導体開発会社で、今回、エヌビディアへの売却総額は最大でおよそ400億ドル、日本円でおよそ4兆2000億円に上る見込みです。
このうち2兆2000億円あまりに相当する分はエヌビディアの株式で支払われるということで、これによってソフトバンクグループはエヌビディアの株式のおよそ6.7%から8.1%を保有する見込みです。
ソフトバンクグループはArmの売却で新型コロナウイルスの影響などで悪化した財務基盤の強化を図るとともに今後はエヌビディアの主要株主としてArmの成長を取り込むねらいがあります。
一方、AI=人工知能に強みを持つエヌビディアは、Armの技術をいかして、今後、市場の拡大が期待できる自動運転やロボティクス、スーパーコンピューターの分野で競争力を高めるねらいがあるとみられます。