新型コロナ
対策としての
マスクの
着用をめぐり、
政府が、
来月から
個人の
判断に
委ねる方針を
決めたことを
受けて、
全国知事会の
会長を
務める鳥取県の
平井知事は、
加藤厚生労働大臣に対し「
全部、
個人の
判断と
言われても
困る」と
指摘し、
丁寧な
説明を
求めました。
政府は、来月13日から、マスク着用を個人の判断に委ねるとしたうえで、高齢者など重症化リスクの高い人への感染を防ぐため、医療機関を受診する際や、混雑した電車やバスに乗る際などは、引き続き着用を推奨する方針を決めました。
これを受けて、全国知事会の会長を務める鳥取県の平井知事は13日、加藤厚生労働大臣とオンラインで意見を交わし「現場では学校も含め、いろいろな声が上がっているのも事実だ。全部、個人の判断でと言われても困る」と指摘しました。
そのうえで「効果的なマスクの着用や感染対策を現場ともすり合わせ、エビデンスに基づいた国民への広報や、業界への指導を行ってもらいたい」と述べ、政府による丁寧な説明を求めました。
これに対して加藤大臣は、着用を推奨する場面などを記したリーフレットを作成するなどして、周知徹底を図る考えを示しました。