日本女子の短距離のエースで女子500メートルの日本記録保持者です。
オリンピックには2010年のバンクーバー大会で初めて出場し、女子団体パシュートで銀メダルを獲得しました。
ワールドカップでは、去年12月に通算34勝目をあげて清水宏保さんが持つ日本選手の最多勝利数に並びました。 ことし2月には4回目のオリンピックとなる北京大会に臨みましたが、右足首のけがの影響で女子500メートルで17位、女子1000メートルは10位でした。
今回の会見も長野市で開き「自分の中では大きな決断を地元・信州の皆さんの前で報告することができて幸せに感じる」と話しました。 小平選手がオリンピックを強く意識するきっかけとなったのが、1998年の長野オリンピックです。 男子500メートルで清水宏保さんが金メダルを獲得。 女子500メートルでは岡崎朋美さんが銅メダルを獲得しました。 小平選手は、録画したビデオを繰り返し再生し「いつかあの景色を見てみたい」と目に焼き付けたといいます。 高校卒業後に選んだのも地元の信州大学でした。 今も師事する結城匡啓コーチの指導のもと、長野を拠点に力を付けて4回のオリンピック出場につなげました。 その思い入れのある地元を3年前、台風19号が襲いました。 小平選手は、みずから被災した地域でボランティア活動に参加し復旧作業を手伝いました。 このとき知り合ったリンゴ農家との交流は現在も続いていて、会見では「ラストレースの10月は、リンゴの収穫時期だから観戦に来てもらえるかな」と気遣っていました。
地元 長野への特別な思い