アフリカ東部のインド洋に浮かぶフランス海外県マヨットが100年ぶりといわれる猛烈な大型サイクロンに直撃され、壊滅的な被害が出ています。犠牲者の数は把握不可能な状況にあり、死者は数千人に上る可能性もあります。
中心都市マムズのホテル経営者は「何もかも失った。ホテルは全壊だ」「何も残っていない。まるでマヨットに原爆が落ちたようだ」とCNN提携局BFMTVに語りました。
インド洋南西部で発達したサイクロン「チド」は、マダガスカル島北部を通過して急激に勢力を強め、14日にマヨットを直撃。その後モザンビーク北部でも被害が出ています。
マヨットでは過去少なくとも90年で最悪の被害が発生。住宅はなぎ払われ、停電に見舞われ、病院や学校も倒壊して、空港の管制塔は損壊しました。