さらに1対たい0の9回かいには相手あいてのエラーや、代打だいだの西野にしの真弘まさひろ選手せんしゅの犠牲ぎせいフライで2点てんを加くわえました。

オリックスは6回かいから投手とうしゅリレーに入はいり、宇田川うだがわ優希ゆうき投手とうしゅ、平野ひらの佳けい寿ことぶき投手とうしゅ、山崎やまざき颯一いち郎ろう投手とうしゅが無む失点しってんでつなぎ、9回かいはワゲスパック投手とうしゅが3人にんで締しめて、3対たい0で勝かちました。

敗やぶれたヤクルトは小川おがわ投手とうしゅが6回かい1失点しってんと好投こうとうしましたが、打線だせんが1回かいに打うったヒット1本ほんのみと沈黙ちんもくし、3連敗れんぱいを喫きっしてあとがなくなりました。第だい7戦せんは30日にちも神宮じんぐう球場きゅうじょうで午後ごご6時半じはんから行おこなわれます。

前まえの試合しあいに続つづいてエラーで得点とくてんを許ゆるしたマクガフ投手とうしゅについては「彼かれへの信頼しんらいは変かわらない」と話はなしていました。

そして第だい7戦せんに向むけて「ここまできたら勝かつしかない。できることをすべて準備じゅんびして、あすのプレーボールを待まちたい」と必勝ひっしょうを誓ちかいました。

第だい1戦せん、必勝ひっしょうを期きしてマウンドを託たくされたエースの山本やまもと投手とうしゅでしたが5回かいに、左ひだり脇腹わきばらの違和感いわかんを訴うったえてマウンドを降おりました。

このシリーズの前まえ、山本やまもと投手とうしゅは、去年きょねんの日本にっぽんシリーズ同様どうよう、中ちゅう6日にちで第だい6戦せんの先発せんぱつが見込みこまれていましたが、勝かったチームが日本一にっぽんいちに王手おうてをかけるこの試合しあいで先発せんぱつを託たくされたのは山崎やまざき福ふく也投手とうしゅでした。

山崎やまざき投手とうしゅは第だい2戦せんでは、4回かいを無む失点しってんに抑おさえたほか、バッティングでは先制せんせいタイムリーを打うってプロ初はつ打点だてんをあげていました。

中ちゅう5日にちで臨のぞむこの試合しあいに向むけては「日本にっぽんシリーズで2回かいも先発せんぱつできてうれしいのひとこと。2勝しょう2敗はいと五ご分ふんになりオリックスにいい流ながれがあるのでその勢いきおいのまま臨のぞみたい」と、意気込いきごんでいました。

山崎やまざき福ふく也投手とうしゅは、言葉ことば通どおりに立ち上たちあがりからチェンジアップをうまく使つかってヤクルト打線だせんに的まとを絞しぼらせませんでした。

また、センターの中川なかがわ圭けい太ふとし選手せんしゅがフェンスに体からだをぶつけながらキャッチするなど味方みかたの好こう守備しゅびもあって、5回かいまでヒット1本ほん、無む失点しってんと好投こうとうしました。

山崎やまざき福ふく也投手とうしゅは、「とにかく一人ひとりひとり丁寧ていねいに投なげていくことだけを考かんがえてマウンドに上あがっていた。全体ぜんたい的てきにいい集中しゅうちゅう力りょくをもってしっかり投なげ切きることができた」と振り返ふりかえりました。

オリックスは6回かいに1点てんを先制せんせいすると、ここから投手とうしゅリレーに入はいりました。

6回かいは2人にん目めの宇田川うだがわ優希ゆうき投手とうしゅ、7回かいは3人にん目めの平野ひらの佳けい寿ことぶき投手とうしゅ、8回かいは4人にん目めの山崎やまざき颯一いち郎ろう投手とうしゅと強力きょうりょくなリリーフ陣じんがヤクルト打線だせんに得点とくてんを許ゆるしませんでした。

そして、9回かいは、ワゲスパック投手とうしゅが締しめました。

オリックスはエースが不在ふざいのなか投手とうしゅ陣じんがそれぞれが役割やくわりをこなしてチームスローガンの「全員ぜんいんで勝かつ」を体現たいげんしました。

ヤクルトで唯一ゆいいつ、規定きてい投球とうきゅう回かいに到達とうたつし、レギュラーシーズンで8勝しょうを挙あげた小川おがわ投手とうしゅ。

第だい1戦せんではランナーを出だしても粘ねばって5回かい2失点しってんで試合しあいを作つくり、勝かち投手とうしゅになりました。

その後そのごチームは、大阪おおさかでの第だい4戦せんと第だい5戦せんで連敗れんぱい。

星ほしを五ご分ふんに戻もどされる中なか、「相手あいても勢いきおいづいているが切り替きりかえて目めの前まえの一いち戦せんに集中しゅうちゅうしていく」と本拠地ほんきょち、神宮じんぐう球場きゅうじょうに戻もどっての第だい6戦せんで再ふたたび先発せんぱつしました。

小川おがわ投手とうしゅはストレートには第だい1戦せん以上いじょうに力ちからがあり、さらにブレーキのかかったチェンジアップを交まじえるなど、緩急かんきゅうを効果こうか的てきに使つかい、5回かいまでヒット2本ほん、無む失点しってんに抑おさえました。

しかし6回かい、先頭せんとうへのヒットをきっかけに2アウト二塁にるいのピンチを招まねいたところで前まえの試合しあいホームラン2本ほんの4番ばん・吉田よしだ正ただし尚なお選手せんしゅを迎むかえ、ベンチは申告しんこく敬遠けいえん。

2アウト一塁いちるい二塁にるいとなり、5番ばん・杉本すぎもと裕ひろし太郎たろう選手せんしゅを抑おさえてピンチを切り抜きりぬけたいところでしたが、タイムリーヒットを打うたれ先制せんせい点てんを奪うばわれました。

小川おがわ投手とうしゅは6回かい1失点しってんとピッチングも数字すうじ的てきにも前まえの試合しあいを上回うわまわる内容ないようでしたが、この日ひは打線だせんが沈黙ちんもく。

杉本すぎもと選手せんしゅに投とうじた1球きゅうが悔くやまれる結果けっかとなりました。