従業員の集団脱出騒ぎが起きた中国・河南省にある世界最大のiPhone(アイフォーン)工場一帯で事実上のロックダウン措置が始まりました。
河南省鄭州市にある従業員20万人ほどが住み込みで働くフォックスコンの工場では先月、封鎖管理で生産を続けていました。
ただ、食堂の閉鎖で不満が爆発し、多くの従業員が工場を脱出していました。
工場一帯を管轄する当局は今月2日、9日まで事実上のロックダウン措置を取ると発表しました。
従業員に対しては3食を保証し、心のケアを行うとしています。
また、工場側も仕事を続ける従業員に今月に限りボーナスとして最大1万5000元、日本円で約30万円を支払うと説明するなど人員の確保に躍起になっています。