アメリカの
メディアは、
トランプ大統領と
中国の習
近平国家主席が、ことし11
月に
開かれる
複数の
国際会議に
合わせて
首脳会談を
開くことを
検討していると
伝え、
実現に
向けて、
事務レベルで、
激化する
貿易摩擦の
緩和を
模索するものとみられます。
米中の
貿易問題をめぐっては、
トランプ政権が
今月23
日に、
幅広い
輸入品に
高い関税を
課す
第2弾の
制裁措置を
発動するの
に対して、
中国側も
報復措置をとる
方針で、
摩擦が
激しくなっています。
アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは17日付けの電子版で、ことし11月に開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議とG20=主要20か国の首脳会議に合わせて、トランプ大統領と習近平国家主席が首脳会談を開くことを検討していると伝えました。
米中両国は、6月以降途絶えていた貿易問題をめぐる協議を、来週にも再開する見通しで、この中で首脳会談の実現に向けても意見を交わし、貿易摩擦の緩和を模索するものとみられます。
ただ、中国に対しては、ムニューシン財務長官らが厳しい姿勢の緩和を検討している一方、ライトハイザー通商代表らは追加の関税を課すことでさらなる譲歩を求めていると伝えられ、トランプ政権内で意見の対立が続いています。
報道では、トランプ大統領はどちらの方針を支持するか決めていないとも伝えていて、米中の貿易摩擦が解消に向かうか、先行きは不透明です。