大阪の
富田林警察署から
容疑者の
男が
逃走した
事件で、
留置場から
日付ごとに
担当の
署員の
名前が
書き込まれた
メモが
見つかったことが、
捜査関係者への
取材でわかりました。
当日、
担当していた
署員には
印が
付けられていたということで、
警察は、
監視が
緩む特定の
担当者の
日を
狙って
逃走したと
見て
調べています。
強盗傷害などの
罪で
起訴され、
女性に
性的暴行をしようとした
疑いで
再逮捕された
樋田淳也容疑者(30)は
今月12
日の
夜、
弁護士と
会ったあと
接見室から
逃走しました。
これまでの調べで樋田容疑者は、以前から接見に来た弁護士に対し、「面会が終わったことは署員に自分が伝える」と話し、当日も弁護士は署員に伝えずに帰ったため、留置場の担当者が逃走に気付いたのは、およそ1時間45分後でした。
その後の調べで、樋田容疑者が勾留されていた留置場の居室のトイレ付近から、日付ごとに担当の署員の名前が書き込まれたカレンダー形式のメモが見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
メモには8月のカレンダーが書かれ、3日に1回勤務する特定の署員に印が付けられ、逃走した12日の欄にも印があったということです。
警察は、監視が緩む特定の担当者の日を狙って逃走したと見て、詳しいいきさつを調べています。
一方、大阪府警はメモが見つかったことを公表しておらず、特定の担当者が狙われたことについても「なにもコメントできない」としています。