インドネシアのスラウェシ島で先月28日、マグニチュード7.5(M7.5)の地震があって、津波が来ました。インドネシアの政府によると、1407人が亡くなって2549人がひどいけがをしたことがわかっています。このとき、津波が来ることを十分に知らせなかったため、被害が大きくなった可能性があると言われています。
インドネシアでは2008年、日本やドイツなどが協力して、津波が来ることを知らせるシステムができました。先月28日に大きな津波が来たパルの近くの海にも、津波を調べるための機械がありました。
しかしインドネシアの政府は3日、このシステムが十分に動いていなかったと言いました。政府によると、機械を壊されたり、部品を盗まれたりして2012年から動いていませんでした。政府は、機械を直すためなどのお金が足りなかったと言っています。