日本新聞: 日航機事故御巣鷹の墓標が台風で被害群馬上野村

日航にっこう機き事故じこ御巣鷹おすたかの墓標ぼひょうが台風たいふうで被害ひがい群馬ぐんま上野うえの村むら

Oct 9, 2018 17:10

Furigana

520人にんが犠牲ぎせいとなった日航にっこうジャンボ機じゃんぼきの墜落ついらく事故じこの現場げんばに遺族いぞくなどが設置せっちした墓標ぼひょうの多おおくが、台風たいふうの影響えいきょうで倒たおされたり、土砂どしゃに流ながされたりしたことがわかりました。墓標ぼひょうは現在げんざい、一時いちじ的てきに別べつの場所ばしょに移うつされ、元もとの場所ばしょに戻もどすめどは立たっていないということです。昭和しょうわ60年ねんに日本にっぽん航空こうくうのジャンボ機じゃんぼきが墜落ついらくし、520人にんが犠牲ぎせいとなった群馬ぐんま県けん上野うえの村むらの御巣鷹おすたかの尾根おねには、遺族いぞくなどの手てによって高たかさ60センチほどの木きの墓標ぼひょうが数多かずおおく設もうけられ、毎年まいとし、遺族いぞくなどが慰霊いれいの登山とざんに訪おとずれています。

しかし、今月こんげつ１いち日にちに群馬ぐんま県けんを通過つうかした台風たいふう24号ごうの影響えいきょうで、斜面しゃめんにあったおよそ40基きの墓標ぼひょうや花立はなたてなどが倒木とうぼくの下敷したじきになって倒たおされたり、崩くずれた土砂どしゃによって流ながされたりしたことがわかりました。

墓標ぼひょうは登山とざん道どうを管理かんりしている地元じもとの人ひとや日本にっぽん航空こうくうの社員しゃいんたちが一時いちじ的てきに近ちかくの別べつの場所ばしょに移うつしましたが、斜面しゃめんは今いまも倒たおれた大量たいりょうの木きに覆おおわれ、上野うえの村むらによりますと墓標ぼひょうを元もとの場所ばしょに戻もどすめどは立たっていないということです。