男は逃走し、警視庁は「当時の状況について検証している」としています。捜査関係者によりますと16日未明、東京 葛飾区で20代の女性が路上を歩いていたところ、自転車に乗った若い男に「かわいいね」などと声をかけられて体を触られました。
女性は走って逃げ、近くの南水元交番に駆け込みましたが、追いかけてきた男に交番の中で、さらにわいせつな行為をされたということです。
当時、交番に警察官は不在で、女性が抵抗すると男はその場から逃走したということです。
警視庁は防犯カメラの映像を分析するなどして、男の行方を捜査しています。
交番は、事件の対応や地域の巡回などで時間帯によって警察官がいないケースがあり、警視庁は「事件について捜査を進めるとともに、当時の状況について現在、検証しております」とコメントしています。
警察庁によりますと、交番には原則として2人以上で勤務することになっています。
かつては日常的に交番に警察官がいない、いわゆる「空き交番」が問題になっていましたが、2007年に「空き交番」は、すべて解消されたとしています。
一方で、事件の対応やパトロールなどで、一時的に警察官が不在になることはあり、多くの交番では、警察署に通報できる装置などを設けています。
また、警察官のOBを交番相談員として配置したり、不在になる交番の周辺をパトカーが重点的に巡回したりする対策もとっているということです。