旧ソビエトのベラルーシで反体制派幹部らの拘束が相次ぐ中、最後の1人となっていたノーベル賞作家の女性が28日、ドイツに向けて出国したことがわかりました。
ベラルーシを出国したのは、ノーベル賞作家のスベトラーナ・アレクシエービッチ氏です。アレクシエービッチ氏は反体制派組織「調整協議会」の幹部7人のうちの1人で、拘束や国外追放などをされずに国内に残る幹部の最後の1人となっていました。
ベラルーシメディアによりますと、ドイツへの出国は反体制派に対する当局の捜査とは関係がなく、文学関連のイベントに参加するためだということです。帰国時期については「ベラルーシ情勢と本人の健康状態による」としています。