それによりますと、ことし12月つき上旬じょうじゅんまでに新型しんがたコロナウイルスの検査けんさ能力のうりょくを1日にち最大さいだいおよそ6万まん5000件けんまで大幅おおはばに拡充かくじゅうします。

そのうえで、都とは、今後こんご、発熱はつねつなどの症状しょうじょうを訴うったえる患者かんじゃが増ふえることを想定そうていして、受診じゅしんや相談そうだんの体制たいせい強化きょうかも図はかることになりました。

まずは、かかりつけ医いに電話でんわで相談そうだんする仕組しくみを整備せいびするほか、かかりつけ医いがいない人ひとや接触せっしょく確認かくにんアプリから通知つうちを受うけた人ひとなどは、地域ちいきの医師いし会かいのホームページに掲載けいさいされた医療いりょう機関きかんに相談そうだんしたり、新あらたに設もうける「東京とうきょう都と発熱はつねつ相談そうだんセンター」などを通をつうじて医療いりょう機関きかんを紹介しょうかいしてもらったりします。

相談そうだんセンターは30日にち午後ごご5時じに開設かいせつされ、土日どにち・祝日しゅくじつを含ふくめて毎日まいにち、24時間じかん対応たいおうします。

発熱はつねつなどの症状しょうじょうがある人ひとが相談そうだんする電話でんわ番号ばんごうは03-5320-4592です。

接触せっしょく確認かくにんアプリから通知つうちを受うけた人ひとは、アプリのなかで電話でんわ番号ばんごうが伝つたえられます。

さらに、都とは、保健所ほけんじょの支援しえんを強化きょうかして今後こんごの感染かんせんの急増きゅうぞうに備そなえるために感染かんせん経路けいろの調査ちょうさなどを担になう保健ほけん師しや看護かんご師しを100人にん程度ていど採用さいようして、11月つき中旬ちゅうじゅん以降いこう、支援しえん拠点きょてんに配置はいちすることも決きめました。

小池こいけ知事ちじ「インフル流行りゅうこうによる検査けんさ需要じゅようを考慮こうりょ」

東京とうきょう都との小池こいけ知事ちじは、記者きしゃ会見かいけんで「新型しんがたコロナウイルスの検査けんさ需要じゅように加くわえて、インフルエンザの流行りゅうこうによる発熱はつねつ患者かんじゃの検査けんさ需要じゅようを考慮こうりょして設定せっていした。多おおくの発熱はつねつ患者かんじゃが発生はっせいしても、適切てきせつに検査けんさできる体制たいせいを確保かくほするものだ。検査けんさ体制たいせいについては、例たとえば、簡易かんいキットを使つかう抗原こうげん定性ていせい検査けんさの活用かつようを促進そくしんすることなどの合あわせ技わざで進すすめていく」と述のべました。

そして「例年れいねん、1月つきから2月つきぐらいがインフルエンザの流行りゅうこう期きだ。それに向むけて、必要ひつような検査けんさを迅速じんそくに実施じっしできるよう関係かんけい機関きかんと連携れんけいして検査けんさ体制たいせいを拡充かくじゅうしていき、検体けんたいの搬送はんそうなどもスムーズに行おこなえるよう進すすめていく」と述のべました。