新型コロナウイルスの
感染者の
増加傾向を
受けて、
政府の
分科会で、
大規模イベントの
開催制限を、
当面、
来年2
月末まで
継続する
方針などをめぐり
意見が
交わされています。
西村経済再生担当大臣は「
爆発的な
感染拡大にならないよう
危機感を
強めている」と
述べました。
分科会の会合は、西村経済再生担当大臣や田村厚生労働大臣らが出席して、午前11時から開かれています。
冒頭、西村大臣は、現在の感染状況について「8月上旬のピーク以来の高い水準で、爆発的な感染拡大にならないよう危機感を強めている。このまま感染拡大が続くと、より強い措置を取らなければならなくなるので、国民に基本的な感染防止策をお願いしながら、政府としてもクラスター対策に力を入れたい」と述べました。
また、田村大臣は「ここで、しっかりと対応しないと大変な状況が訪れるかもしれない。国民や事業者に『いま、できることは何なのか』ということを一つ一つやってもらい、爆発的な感染拡大を防いでいくことが、いちばん重要だ」と述べました。
会合では、感染者が全国的に増加傾向となっている状況を踏まえ、プロ野球など、数万人規模のイベントで、収容人数の半分までとしている開催制限を、当面、来年2月末まで継続する方針をめぐり意見が交わされています。
また、
▽外国人への支援策として、多言語での情報提供に加え、相談窓口の体制を強化することや、
▽感染者の差別への対策をまとめた作業チームの報告書などについても、議論が行われています。