中国の
全人代=
全国人民代表大会で、28
日、
香港での
反政府的な
動きを
取り締まる「
国家安全法制」を
導入する
方針が
採択されるのを
前に、習
近平国家主席ら
指導部の
メンバーが
顔をそろえる
重要会議が
開かれ、習
主席のもとで
団結して
いく方針を
改めて確認しました。
中国の北京で先週から開かれている全人代は、28日が最終日で、香港での反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」を導入する方針が採択される予定です。
これを前に、習近平国家主席ら共産党の最高指導部のメンバーらが顔をそろえる国政への助言機関、政治協商会議が27日午後、人民大会堂で開かれました。
会議では、党の序列4位で、政治協商会議トップの汪洋氏が演説し、新型コロナウイルスの感染の抑え込みで、大きな成果をあげる中で会議が行われたと強調したうえで「習主席を核心とする党中央のもと、さらに緊密に団結し、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現に向けて、奮闘しよう」と述べました。
全人代は、28日午後開かれる最後の全体会議で、「国家安全法制」を導入する方針を採択する予定ですが、香港市民の間では、高度な自治を認めた「一国二制度」の崩壊につながるという懸念の声が広がっています。