プーチン政権としては一方的な併合を正式に決めたものですが、ウクライナ側は領土の奪還に向けて反転攻勢を一層強める構えです。
ロシア政府の5日の発表によりますとプーチン大統領は、ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南東部のザポリージャ州、南部のヘルソン州の合わせて4つの州を併合すると一方的に定めた文書に4日、署名しました。
プーチン政権としては議会での可決など法的な手続きを強行し、これらの4つの州の一方的な併合を正式に決めたものです。
こうしたロシア側の動きに対してウクライナ大統領府は4日、ゼレンスキー大統領がロシアによるウクライナの領土の一方的な併合は無効だとする大統領令に署名したと発表し、ロシア側を強くけん制しました。
ロシア側は今後「領土防衛」を名目に侵攻を継続していく方針であるのに対して、ウクライナ側は領土の奪還に向けて反転攻勢を一層強める構えです。