「ショクダイオオコンニャク」は、インドネシア原産のサトイモ科の希少植物で、大きなものは高さ3メートルを超え「世界最大の花」とも呼ばれています。
つくば市の「国立科学博物館筑波実験植物園」で2年ぶりに開花した「ショクダイオオコンニャク」は、高さ2メートル32センチ、直径86センチの大きさで、長い軸の根元に黄色や紫色をした小さな花が集まり、花びらのような形をした葉がその周りを覆っています。
今月18日に2年ぶりに花が咲き、植物園は20日、休園日にもかかわらず特別に開園し、訪れた人たちが珍しい花を次々と写真に収めていました。
植物園によりますと開花から3、4日でしおれ始めるため、まもなく中心の軸が倒れて徐々に花が閉じていくとみられるということです。
筑波実験植物園の遊川知久さんは「開花の瞬間は感動しました。花がしおれていく様子も命の形だと思うので、ぜひ見に来ていただければ」と話していました。
「ショクダイオオコンニャク」の展示は、21日は時間を延長して午後5時まで行われるということです。