20
日、
山口県下関市の
六連島の
沖合で11
人が
乗った
韓国船籍のケミカルタンカーが
転覆し8
人が
死亡した
事故で、21
日朝、
新たに1
人の
乗組員が
見つかりました。
容体は
分かっていないということです。
海上保安部は、
残る1
人の
捜索を
続けています。
20日午前7時すぎ、山口県下関市の六連島の北北西の沖合で、悪天候のため停泊中だった韓国船籍のケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」から「船が傾いている」と救助を要請する通報があり、その後、船は転覆しました。
このタンカーには、インドネシア人8人、韓国人2人、中国人1人の合わせて11人が乗っていて、19日夜までに9人が現場付近で救助され、このうち8人の死亡が確認されました。
捜索活動は夜を徹して行われ、海上保安部によりますと、21日午前8時20分ごろ、転覆した船内で新たに1人の乗組員が見つかりました。詳しい容体は分かっていないということです。
海上保安部などは、航空機や巡視船などを出して残る1人の捜索を続けています。
タンカーにはアクリル酸が980トン積まれていましたが、これまでのところ流出は確認されていないということです。