気象庁によりますと、日本の東を発達しながら進む低気圧の影響で全国的に風が強まっています。
17日朝6時までの3時間の最大瞬間風速は
▽北海道のえりも岬で午前6時前に36.4メートル
▽青森県八戸市で午前4時半前に22.4メートルなどとなっています。
低気圧はさらに発達しながら北海道の東へ進み、その影響で冬型の気圧配置が強まって気圧の傾きが大きくなるほか、上空には強い寒気が流れ込む見込みです。
このため、17日は北日本の太平洋側を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、大しけとなるなど荒れた天気になるほか、大雪となるところもある見込みです。
17日の最大風速は、
▽北海道で25メートル
▽東北で20メートル
最大瞬間風速は、
▽北海道で35メートル
▽東北で30メートルと予想されています。
また、18日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、
▽北海道で60センチ
▽東北で40センチと予想されています。
気象庁は、北日本の太平洋側を中心に猛ふぶきや吹きだまり、大雪による交通への影響、暴風、高波に警戒するとともに、北海道では潮位が高くなるおそれがあり高潮による浸水にも警戒するよう呼びかけています。
【交通影響】
北海道 空の便 45便欠航
全日空と日本航空によりますと、雪の影響で、17日北海道内を発着する空の便は、午前6時の時点で、道東と各地を結ぶ路線を中心に45便の欠航が決まっています。
航空各社は、ホームページなどで最新の運航情報を確認するよう呼びかけています。
東京湾フェリー 始発から運航見合せ
千葉県富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ「東京湾フェリー」は、海上の悪天候のため17日は始発便から運航を見合わせるということです。現在のところ再開の見通しは立っていないとしています。