千葉県知事選挙は開票が終了しました。
▽熊谷俊人(無所属・現)当選
140万4905票
▽小倉正行(無所属・新)
14万435票
▽立花孝志(諸派・新)
7万9060票
▽黒川敦彦(諸派・新)
1万948票。
自民党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党のそれぞれの県組織と市民ネットワーク千葉県が支持した現職の熊谷氏が2回目の当選を果たしました。
熊谷氏は47歳。2009年から千葉市長を務め、3期目の途中で前回の知事選挙に立候補し、初当選しました。
選挙戦で熊谷氏は、災害対策や企業誘致に力を入れた実績をアピールするとともに、子どもたちの教育環境を整備することや、インフラの老朽化対策に取り組むことなどを訴えました。
そして、支持を受けた与野党の支持層や無党派層から幅広く支持を集めました。
千葉県選挙管理委員会によりますと、千葉県知事選挙の投票率は31.93%と前回・4年前の選挙より7.06ポイント低くなりました。
今回の千葉県知事選挙は、経済政策などをめぐって論戦が交わされたほか、候補者2人が県外で街頭演説を行ったことでも話題となりました。
開票にあたっては千葉市若葉区の開票所で投票総数が投票者数と一致せず、票の数え直しなどの確認を行った結果、作業が大幅に遅れました。
熊谷氏「暮らしと命を守る県政の実現にまい進」
千葉県知事選挙で2回目の当選を果たした現職の熊谷俊人氏は「投票いただいた県民のみなさんの負託に応えるべく、現場主義を貫きながら暮らしと命を守る県政の実現にまい進していく」と述べたうえで、2期目の県政運営について「選んでいただいたリーダーとして、今まで以上に千葉県の英知や思いを結集できる存在として役割を果たしていけるよう、これからも最前線で汗をかいていきたい。日本の縮図でもある千葉県は人口減少に苦しむ地域も多くあるなかで、地域の活性化についていっそう努力していきたい」と抱負を述べました。