ウィトコフ特使「会談は前向きなものだった」
アメリカのトランプ政権のウィトコフ中東担当特使は16日、CNNのインタビューに応じ、今月13日にロシアのモスクワで行われたプーチン大統領との会談について「会談は3、4時間ほどにわたり、前向きなものだった」と述べました。
その上で、ウクライナでの停戦に向けたアメリカとロシアの協議について「まだ議論すべきことが多いが2人の大統領は今週、前向きな話し合いを持つだろう」と述べ、トランプ大統領とプーチン大統領が今週、対話するという見通しを示しました。
一方、ウクライナ軍は16日、越境攻撃を続けてきたロシア西部クルスク州での最新の戦況を、地図とともに公開しました。
地図では、越境攻撃の直後に掌握し、拠点としてきた都市、スジャからウクライナ軍が撤退したことが示されていて、13日に奪還を発表していたロシア側の主張を認めた形です。
ウクライナは、クルスク州で掌握した地域をロシアとの交渉材料にしたい考えですが、今後も撤退が続くと交渉に影響が出ると指摘されています。